2017年2月10日金曜日

【「ポンテギ」プロローグ05】<気まぐれグルメ旅>



 >>> 基本的に何でも食べてみる主義なのです<<< 


幼年期の夏休み
お婆ちゃんの家で過ごしていました。

母屋の2階では養蚕をやっていました。

小さくて黒い毛虫から
よく見る白いカイコに成長し、

やがて体が透き通って繭を作るところまで見ていました。

現金収入になるため「養蚕」は
一家総出で働き大変なようでした。

最盛期には24時間体制で蚕(かいこ)に桑の葉を与えます。
自分も桑の葉を摘んで手伝いました。

夜中には蚕(かいこ)が桑を食べる音が
シャワシャワ聞こえてきました。

裏には大きな川が流れていて
そこで水浴びをして遊びました。

家の前には小さな川が流れていました。

各家の洗い場になっていて石段があって
釜を洗ったり、鍋を洗ったりしていました。

ゴミを川に捨てると
お婆ちゃんに叱られたものです。

その頃の川は水がとても綺麗で
その脇にはこの水を引いた鯉の養魚場がありました。

鯉の餌は蚕(かいこ)の蛹(さなぎ)です
繭を取ったあとのものです。

食べられるというので食べた記憶がありますが、
その時子供ながらに
味はいまいちと思いました。

で、ある日仲間と韓国に旅行に行ったとき
「ポンテギ」なるものが普通に売っていました。


韓国では「蚕の蛹(さなぎ)」は
若い女性の「やおつ代わり」に食べられているとか。

みんな引いていましたが
普通に美味しくいただきました。


1人賛同したてくれた人がいて
一緒に味わう事ができました。

世界を旅しても何でも口にできるのは
案外こんな体験が影響しているのかも知れません。

時間がありましたら
自分か書いた↓過去の「ポンテギ記事」をお読み下さい。


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