2017年2月18日土曜日

【「鰻」プロローグ10】<気まぐれグルメ旅>



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幼年期の夏休み
お婆ちゃんの家で過ごしていました。

裏には大きな川が流れていて
家の前には小さな川が流れていました。


この小さな川には鰻も泳いでいました。

通常の鰻の大きさではなくて
3年鰻と言って小さな鰻です。

これを捕まえると
七輪に火を起こしてカミソリで鰻を裂いて、

醤油に砂糖を溶いたタレを付けて焼きます。


焼いている時のその香ばしい香り
一口食べたときのその美味しい事…

今でも鰻には目がありません。

実はカミさんの実家のあるとろは
「うなぎまつり」があるほどの場所柄です。

時々カミさんの実家に行ったとき
「うな重」の出前を取ってもらうのが楽しみなのです。


1人で出張して昼食を食べるとき
黙って「うな重」を食べてしまうのは、

悲しい性(さが)なのだ、
言い訳しておきましょう。


つづく…

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